ラリーのアナロジー
ラリーは体力コインをかけたターン制のゲームだと考えられる。
各ショットの安定性は、予想した状態からの分散の小ささとして定義される。
また、端に走らされたときなどには、もし十分な体力コインがなければ追いつけず、今までのベットが無駄になる。
一度にどれだけのコインを掛けられるかというのがパワーであり、またコインを効率的に消費する技術がフットワークである。
自分がコインを消費している以上、相手のコインを効率的に削る/リーサルの確率を上げる
などしなくては勝てる確率はひくい。
効率的に削る方法、リーサルの確率を上げるパターンの暗記が重要
12/1試合観戦
朝5時起き7:30大宮集合
8:30コート到着
9:30-試合開始
試合から得られる知見があれば、と思ったが、コート内に電子機器は持ち込み禁止であり、特定のコートに割り振られてボールボーイ、審判(今回は審判はしなかった)をしなくてはならないので忙しい。観察する暇はなく寝不足の頭と相まってあまり得られた知見がなかった。
2月にレギュ選抜がある?のでそこに向けて調整をしていく。
オフでのレギュラー動画は撮れたのでパターンを解析して攻略につなげる。
スプリットは膝曲げていないゆえに足首の稼動範囲を稼げず、良いパフォーマンスを出せていない。そのような意味でふくらはぎのストレッチはほどほどにしたほうがいいのかもしれない。
眠いので家帰って寝たいが課題がある。授業動画も見なくてはならない。端的にいって試合観戦は失敗だった。
2022/11/30練習後反省
34分 40%
今日の練習の動画(練習開始から3時間後にやったダブルス、疲れたときの問題が顕在化している):
良かった点
・スピンはかなりかけられた。固有の感覚があるので、それを内在化していく。
大きな問題
・疲れるとパワーポジションの維持が難しく、適切なステップ→ユニットターン→ボールの下に入るということが難しくなる。それは一つは筋持久力の問題であるが、一方でメンタリティ、慣れの問題でもある。筋持久力を鍛えなくてはならない。
Tips
・ボレーはラケットヘッド立てて、脇開ける。
・リターンは当てるだけ、ただサーブのスピードが遅い環境では有用な戦術でないかもしれない。ボールの速度が遅いと当てただけでは返せないし、打ち込まないとアド取れない。実際多くの人が大きくラケットを引いて打っているようである。
・ダブルスにおいてボレーヤーはよりリスクとリターンの概念が明白である職業であって、ストレートをガードするのかポーチに出るのか、出たとしてどこを狙うのか、ということが重要。
・私のサークルではダブルスの試合が多いようなので、オーバーヘッドスマッシュができない、ダブルスの戦術がわからないでは話にならない。レギュラーはシングルス戦で決まるので、あまりダブルス固有のことについて考えるメリットはないものの、負け続けることは精神衛生上良くないので勝てる戦略を作っておく。
・技術的な目標は概ね達成できたが、ダブルスの戦術は知っておく必要がある。いつ前に出るのか、ボレーはどこを狙うのか、など。
・どこを狙うのか意識するのは有用で、戦術の勉強にもなる。全てゲームの場面に置き換えて考えるということ。
メモ
・モバイルバッテリー購入する。
・オムニでのスライスの有用性について考える。球が跳ねにくいので低いスライスを連発するのは優れた戦術であり得るのではないか。
練習に必要な時間は短い?
私は今まで、テニスのある動作を習得するにはそれなりに長い期間(一週間程度?)継続的に努力する必要があると考えていたが、実際そうでもないかもしれない。
少なくとも片足スプリット→サイドステップの流れは、youtubeで動画を見て2日、合計30分程度ボールを伴わない練習をしただけでほぼ習得できていたと思う。
なぜ習得に要する時間が短くなったのか?
動作の習得には長い期間を要するという考えは、中高時代でテニスに取り組むなかで育まれてきた考えである。中高時代と今での姿勢の移り変わりがあるとすると、それはある技術に対する単純な善/悪の二元論から、ある目的に対する柔軟な評価軸への移り変わりにある。
例えば昔の私は、フォアハンドは高い速度であればあるほどよいと考えていたが、今はそればかりではないことを知っている。
というのは、高い速度は怪我の確率、ミスの確率を顕著に向上させる。また、自分が適切なポジションにいなければ、時間の欠乏から逆に相手にウィナーを打たれる確率が上がる。さらに、練習で早いボールを打ち続けることは練習の和を乱す行為にほかならず、練習の他の局面において孤立、そしてゆくゆくは練習効率の低下を招くかもしれない。
結論
ということで、「目的に対する道具として技術をみなすことが、技術そのものの習得を早めるのかもしれない」と思ったのでした。